そよ風と君
【みんな】『おじゃましまーす!』

駅から3分で
琢実の家に着く。

部屋に入ると
琢実が話しかけてきた。

【琢】『これ履く?』

そう言って差し出してきたのは
白のプージャー。

【私】『え!いいの?』

【琢】『寒そうだから。』

【私】『ありがとう!』

【琢】『うん。』

琢実から借りた
プージャーを履いて
少し上がってしまう口角を
必死でバレないようにして
大富豪が始まる。

私の隣は琢実。

今日、来て良かったな。

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