Butterfly
それから一週間。
事態は全く変わることなく、私の気分は鬱々としたままだった。
両親も、そんな私を気にかけているのはわかっていたけど、話が事件に及ばないよう、努めて普通を振る舞った。
(咲良も結局、ずっと大学を休んだままなんだよね)
私は連絡できないけれど。
サークル仲間や、友達みんなで心配していて、それぞれ電話やメールをしている。
けれどいまだ、誰にも返事はきていない。
(まだ、警察署にいるのかな・・・)
大学には、咲良の家から「体調不良でしばらく休む」という連絡が入っているらしい。
不安で心配で仕方がないけれど、やっぱり私は変わらずに、彼女を信じて待つしかできない。
(蒼佑さんからも、一度も連絡はないままだし・・・)
やっぱり、怒っているのかな。
もう本当に、私には会いたくないのかもしれない。
(なんて・・・自分から連絡をして、聞けばいいんだろうけど・・・)
その一歩を踏み出せば、何かは変わるかもしれない。
だけど私はどうしても、彼の気持ちを確かめるのが、問い詰められるのが怖かった。
そして今日も、結局何も変わらない。
ただ一週間前と何も変わらず、不安な気持ちが増えていた。
事態は全く変わることなく、私の気分は鬱々としたままだった。
両親も、そんな私を気にかけているのはわかっていたけど、話が事件に及ばないよう、努めて普通を振る舞った。
(咲良も結局、ずっと大学を休んだままなんだよね)
私は連絡できないけれど。
サークル仲間や、友達みんなで心配していて、それぞれ電話やメールをしている。
けれどいまだ、誰にも返事はきていない。
(まだ、警察署にいるのかな・・・)
大学には、咲良の家から「体調不良でしばらく休む」という連絡が入っているらしい。
不安で心配で仕方がないけれど、やっぱり私は変わらずに、彼女を信じて待つしかできない。
(蒼佑さんからも、一度も連絡はないままだし・・・)
やっぱり、怒っているのかな。
もう本当に、私には会いたくないのかもしれない。
(なんて・・・自分から連絡をして、聞けばいいんだろうけど・・・)
その一歩を踏み出せば、何かは変わるかもしれない。
だけど私はどうしても、彼の気持ちを確かめるのが、問い詰められるのが怖かった。
そして今日も、結局何も変わらない。
ただ一週間前と何も変わらず、不安な気持ちが増えていた。