Butterfly
「いつもは元気が取り柄って感じだから・・・」
里佳さんの言葉に、「ちょっと心配だよね」と玲奈さんが言う。
「千穂ちゃんも最近元気なかったし、もしかしたらケンカでもしたのかなって」
「・・・」
(普通にしていたつもりだけど・・・。気づかれてたのか・・・)
考えながらうつむくと、里佳さんが慌てた様子で「ほら!」と言って話を続ける。
「私も玲奈も、警察官の彼氏の悩みなら、わかることもあると思うから。
相談とか愚痴とかあったらいつでも聞くよ!『忙しくて全然会えない!』とか」
「あー。そうだよ!言って言って。『いい雰囲気になったら突然呼び出された!』とか」
「そうそう!」
里佳さんと玲奈さんが、「あるある」ネタで盛り上がる。
私は二人のことを見つめながら、ふとした疑問を考えた。
「あの・・・市谷さんと龍平さんからは、その・・・何も聞いてないですか?」
「え?あ、うん・・・うちの旦那さんは、仕事の話は私にほとんどしないから」
里佳さんが言う。
「龍平はそれなりに話すけど・・・。岡本さんのことは、今回はそれぐらいしか言ってなかったかなあ。
『また千穂ちゃんのノロケ話聞かされた』っていう話なら、しょっちゅう家でしてるけど」
「・・・」
里佳さんの言葉に、「ちょっと心配だよね」と玲奈さんが言う。
「千穂ちゃんも最近元気なかったし、もしかしたらケンカでもしたのかなって」
「・・・」
(普通にしていたつもりだけど・・・。気づかれてたのか・・・)
考えながらうつむくと、里佳さんが慌てた様子で「ほら!」と言って話を続ける。
「私も玲奈も、警察官の彼氏の悩みなら、わかることもあると思うから。
相談とか愚痴とかあったらいつでも聞くよ!『忙しくて全然会えない!』とか」
「あー。そうだよ!言って言って。『いい雰囲気になったら突然呼び出された!』とか」
「そうそう!」
里佳さんと玲奈さんが、「あるある」ネタで盛り上がる。
私は二人のことを見つめながら、ふとした疑問を考えた。
「あの・・・市谷さんと龍平さんからは、その・・・何も聞いてないですか?」
「え?あ、うん・・・うちの旦那さんは、仕事の話は私にほとんどしないから」
里佳さんが言う。
「龍平はそれなりに話すけど・・・。岡本さんのことは、今回はそれぐらいしか言ってなかったかなあ。
『また千穂ちゃんのノロケ話聞かされた』っていう話なら、しょっちゅう家でしてるけど」
「・・・」