Butterfly
「岡本なら大丈夫だ」って、最後に言ってくれたっけ。
(・・・そうだよね)
このままずっと何もせず、彼と連絡が途絶えたら。
そんなこと、私は絶対にいやだと思った。
蒼佑さんのことが好き。だけど、彼と向き合うのは怖い。
でもこのままじゃ、彼に嫌われたまま、もう、会えなくなってしまうかもしれない。
(やっぱり、そんなのは絶対にいや・・・)
少しでも、勇気を出したい。今よりもう少しだけでも、前に進むための勇気。
二人になら、彼とのことを打ち明けて、何かが踏み出せるような気がした。
「あの・・・。実はすごくいろいろなことがあって・・・。話、聞いてもらってもいいですか?」
里佳さんと玲奈さんに、決意を固めて言ってみた。
すると二人は顔を見合わせて「もちろん!」と言って笑ってくれた。
「じゃあ、仕事終わったらうちに寄ってごはんはどーお?チビが一人いるけどさ。お店よりはゆっくりできるし」
玲奈さんの言葉に、里佳さんは「賛成ー!」と言って私もコクリと頷いた。
「じゃあ決まり。ちょうど残り物もたくさんあるから」
「ちょっとした居酒屋だよ」、と玲奈さんが笑う。
こうして、私は里佳さんとともに、玲奈さんの家におじゃますることになったのだった。
(・・・そうだよね)
このままずっと何もせず、彼と連絡が途絶えたら。
そんなこと、私は絶対にいやだと思った。
蒼佑さんのことが好き。だけど、彼と向き合うのは怖い。
でもこのままじゃ、彼に嫌われたまま、もう、会えなくなってしまうかもしれない。
(やっぱり、そんなのは絶対にいや・・・)
少しでも、勇気を出したい。今よりもう少しだけでも、前に進むための勇気。
二人になら、彼とのことを打ち明けて、何かが踏み出せるような気がした。
「あの・・・。実はすごくいろいろなことがあって・・・。話、聞いてもらってもいいですか?」
里佳さんと玲奈さんに、決意を固めて言ってみた。
すると二人は顔を見合わせて「もちろん!」と言って笑ってくれた。
「じゃあ、仕事終わったらうちに寄ってごはんはどーお?チビが一人いるけどさ。お店よりはゆっくりできるし」
玲奈さんの言葉に、里佳さんは「賛成ー!」と言って私もコクリと頷いた。
「じゃあ決まり。ちょうど残り物もたくさんあるから」
「ちょっとした居酒屋だよ」、と玲奈さんが笑う。
こうして、私は里佳さんとともに、玲奈さんの家におじゃますることになったのだった。