Butterfly
「うん。昨日の夜、市谷班はみんな仕事で呼び出されてね。
岡本さん、『千穂ちゃんとデートだったんだ』って、話をしてたらしいから」
「そうだったんですか・・・」
(そっか、それで・・・。蒼佑さん、メールするヒマなかったのかな)
彼から連絡がなかったことに、理由を見つけてほっとする。
そんな私に「あのね」と言って、玲奈さんはウフフと笑った。
「岡本さん、千穂ちゃんのこと『かわいいかわいい』って、しょっちゅうみんなに言ってるらしいよ。
昨日もずっと言ってたって、龍平が笑ってた」
「えっ!?」
(しょっちゅう?そして・・・みんなに?)
昨日の今日の気まずさで、少し疑ってしまうけど。
嬉しいような複雑な気持ちで、私は「うーん」と考えた。
「・・・しょっちゅう、ですか」
「うん。しょっちゅう」
(・・・そうなんだ)
「嬉しい気もするけど・・・。ちょっと恥ずかしいですね。やめてもらおうかな・・・」
「えー、なんで?いいじゃない」
私の呟きに、玲奈さんが心底疑問な様子で問いかける。
「だって・・・『そんなにかわいいのか』って、へんな期待が生まれそうだし・・・。
実際に会った時、がっかりされたらショックだし・・・」
「大丈夫だよー。千穂ちゃんかわいいし。なんせあの出会いだったしね。千穂ちゃんのこと知ってる人も多いもん。
龍平も『あの子が彼女なら、そりゃかわいいよなー』とか一緒になって言ってるよ」
岡本さん、『千穂ちゃんとデートだったんだ』って、話をしてたらしいから」
「そうだったんですか・・・」
(そっか、それで・・・。蒼佑さん、メールするヒマなかったのかな)
彼から連絡がなかったことに、理由を見つけてほっとする。
そんな私に「あのね」と言って、玲奈さんはウフフと笑った。
「岡本さん、千穂ちゃんのこと『かわいいかわいい』って、しょっちゅうみんなに言ってるらしいよ。
昨日もずっと言ってたって、龍平が笑ってた」
「えっ!?」
(しょっちゅう?そして・・・みんなに?)
昨日の今日の気まずさで、少し疑ってしまうけど。
嬉しいような複雑な気持ちで、私は「うーん」と考えた。
「・・・しょっちゅう、ですか」
「うん。しょっちゅう」
(・・・そうなんだ)
「嬉しい気もするけど・・・。ちょっと恥ずかしいですね。やめてもらおうかな・・・」
「えー、なんで?いいじゃない」
私の呟きに、玲奈さんが心底疑問な様子で問いかける。
「だって・・・『そんなにかわいいのか』って、へんな期待が生まれそうだし・・・。
実際に会った時、がっかりされたらショックだし・・・」
「大丈夫だよー。千穂ちゃんかわいいし。なんせあの出会いだったしね。千穂ちゃんのこと知ってる人も多いもん。
龍平も『あの子が彼女なら、そりゃかわいいよなー』とか一緒になって言ってるよ」