Butterfly
「・・・友達って、羽鳥咲良さんのこと?」
「え?あっ・・・!は、はい!」
言い当てられ、私は驚きながら頷いた。
赤信号で車が止まる。
すると、市谷さんはミラー越しにチラリと私に目を向けた。
「すぐにわかることだから言うけど。彼女にも任意同行をお願いしたから。桐島が連行してる」
「えっ!?」
(咲良も・・・!?)
「あのっ・・・お店にいた人、みんな連れて行くんですか?」
「・・・いや」
「じゃあ、咲良はなんで・・・」
可月さんが逮捕された。
その時一緒にいた私が任意同行を受けるのは、関連性がわからなくもない。
(でも、咲良は悠翔さんとずっと一緒で・・・)
不安な気持ちで問いかけるも、市谷さんは何を考えているのか答えない。
そしてしばしの沈黙の後、悩むように口を開いた。
「・・・後でゆっくり話すから。キミも、聞かれたことにはちゃんと答えて」
そう言うと、市谷さんはそのまま口を閉ざしてしまった。
「え?あっ・・・!は、はい!」
言い当てられ、私は驚きながら頷いた。
赤信号で車が止まる。
すると、市谷さんはミラー越しにチラリと私に目を向けた。
「すぐにわかることだから言うけど。彼女にも任意同行をお願いしたから。桐島が連行してる」
「えっ!?」
(咲良も・・・!?)
「あのっ・・・お店にいた人、みんな連れて行くんですか?」
「・・・いや」
「じゃあ、咲良はなんで・・・」
可月さんが逮捕された。
その時一緒にいた私が任意同行を受けるのは、関連性がわからなくもない。
(でも、咲良は悠翔さんとずっと一緒で・・・)
不安な気持ちで問いかけるも、市谷さんは何を考えているのか答えない。
そしてしばしの沈黙の後、悩むように口を開いた。
「・・・後でゆっくり話すから。キミも、聞かれたことにはちゃんと答えて」
そう言うと、市谷さんはそのまま口を閉ざしてしまった。