ただそばにいて欲しいだけ
チェックインを済ませて鍵を受け取る

思ったより上の階でびっくりするけど・・・・



「こんな高い部屋泊まったことない。」

「うん、俺も。」


とエレベーターに乗り込む


「俺が元々一人で泊まろうと思って取ったホテルだからそんな値段は
高くはないんだけどね。
こういう大きなイベントの時は値段より予約が取れるかどうかが
重要だからね。」

「ま、そうだよね。」





エレベーターを降りて客室に向かうと・・・・


なんか・・・・部屋が少ない気がする


と、エイト君が鍵を開けて中に案内してくれると・・・・・




「あれ?こんな広い部屋なの?セミダブルじゃないの?」

「じゃ〜ん!ゆみさんのためにサプライズ〜!!!

って言いたいとこなんだけど・・・・ごめん。俺の経済力では
無理だった。

実は正月にシングルからセミダブルかダブルに変更してください
って電話したらさ、もう部屋がありません、って言われたんだ。

で、スイーツが空いてますので、セミダブルと同じ値段でご用意
しますって言われてさ。びっくりだよね?こんなことあるんだね。」

「へ〜っ、そうなの〜?」



と、私は広い部屋についついテンションが上がって隅から隅まで
見て回った


「見て見て〜。お風呂広〜い。トイレも別だし・・・大きなソファ〜。
すごいね〜、まさかこんないい部屋に泊まれるなんて〜。すご〜い。」


とついついはしゃいでた



< 114 / 129 >

この作品をシェア

pagetop