舞蘭×水龍~翼をくれた君~
奈由「どうしてそんなに普通にしていられるの?大きいお兄さんたちに囲まれているんだよ?あり得ないよ!」

大きいお兄さん「ねぇー?君……。水龍の総長候補の妹?」

は?水龍?あー、今の全国No.1か……。
こいつらだれだ?何の族だ?

大きいお兄さん「へぇー、親友かぁー。着いてきな。」


心愛「んー?そんなさ、こわーい顔しているお兄さんたちには着いていっちゃ駄目って先生が言ってたよ!不審者だって!」

奈由「ちょっ!心愛!言葉選んで……。喧嘩になったら負けちゃうよ……。」


心愛「大きくて、こわーいかおのお兄さん?まさか……小学生相手に喧嘩何てぶっかけてこないよね?」


奈由「あーーー!こう言っているんですよ。大きくて怖いお兄さん、私達……小学生で喧嘩出来ないのに喧嘩何てしないし、誘拐しないよね?っと……」

んー?違うけどな……喧嘩するならかっかってこい!って感じ……何だけど……。

奈由「だよね?(うんって言って!言いなさい!)」


心愛「知らない。でもさ、小学生相手に二人はないよね。ねー!帰る前に殴っていい?」

奈由「な……心愛!止めなさい!穏便に済ませて!学校退学になったら、どうするの?あり得ないよ?」

そう……。奈由は……人を怒らせるのを極度に嫌がる子だった。
凄く……こう……怒らせてはいけないっていうオーラが出ていたんだよね。

心愛「え?殴るって、力試してきな?私のパンチってこう言うとき、どのくらい効くのかなぁー?って思って……。試してみたくならない?」


奈由「ならないわ!あー!理緒がいないから……。心愛の考えてること分からない。」


心愛「奈由ひどー!普通分かるでしょ?親友なんだから……。」


大きいお兄さん「あのさ……」


心愛「あー、お兄さん、バイバイ!」


大きいお兄さん「あぁ。」

< 205 / 233 >

この作品をシェア

pagetop