隣の席は、ヤンキー君!


――――パチパチパチ


なぜか拍手が起こった。


「やっとくっついた」

「て言っても、1週間かかってないけどねぇ~」


美咲と結衣の声がする。


「便乗して俺達もくっついとく?」

「は?ふざけんな」

「お~こわ、結衣ちゃんこわ~い」

「ちっ」

海斗君と結衣の楽しそうな会話。


あたしたちは互いを抱き締め続けて、


見つめあって、




――――そして、キスをした。



< 126 / 127 >

この作品をシェア

pagetop