隣の席は、ヤンキー君!
…カッコいいな…。
伏せられた睫毛は男子のくせに長い。
肌も白い…方だと思う。
金髪も綺麗に染めてあっていいと思う。
似合ってる、うん。
――――ドキン
あ、あれ?
今胸が鳴ったような?
自分のやや小さめの胸に手を当てる。
…気のせい、かな?
隣の席を見る。
ドキンドキンドキン
気のせいじゃない!?
自覚して意識したら、一気に熱があがった。
頬が熱い。
あ、あたし、す、すすすすすす!?
こうしてあたし、一条愛は、
隣の席のヤンキー君に『恋』をしました。