隣の席は、ヤンキー君!
2・初めての恋の味
授業が終わっても、あたしは一人パニクっていた。
………なんてこった!!
どうしよう。
こ、ここ恋何てしたことないよ!?
あたし何すればいいの!?
こここ告白!?
あーわかんないよおーー!!
「うぅぅ……あたし、どうしたら…」
机に突っ伏して唸る。
「――あ、いた!あ~いちゃぁ~ん!」
この声…。
「アイツ寝てんじゃ…」
ガバッッッ
「あ、起きた」
「こっち来た」
ズダダダダダダダダダダダダダ!
「会いたかったよぉ~!」
ひしっと結衣に抱きつく。
うぅ、来てくれたぁよかったぁ~。
「あはは、愛ちゃんかわい~」
「今ここでお世辞を言わないで!泣きそう!」
「お~よしよし。よく我慢したな、偉いぞ」
「うぅ~誉めないでぇ撫でないでぇ泣いちゃう~!」