隣の席は、ヤンキー君!
…そうだよね、吃驚だよね。
あたしもだよ。
今でも信じられない。
これまで恋愛とかそんなの全く興味なかったのにね…。
「……」
「…愛」
む、無理って言われるのかな?
…イヤだ。
「―――よかった!!」
「ほえ!?」
美咲がテーブルを挟んで抱き締めてきた。
「ホント安心したぁ~やっと興味持つようになってぇ」
「アンタなあ!あのアンタがっ!」
「ちょ、美咲苦しい苦しい!」
胸が!あたってます!
バンバンって美咲を叩いたら、ハッとして離れた。
「ごめん、ちょっと興奮しすぎた」
「…反対、しないの?」
そしたら結衣がテーブルをバンって叩いて立ち上がった。
「するわけないじゃん!
大事な友達の、一生に一度の初恋だよ?
相手も聞かずに反対なんてしないよ!」
「…結衣」
あ、ヤバい涙腺が