15才の夏
――そんな矢先。
「瑠奈ー、明日から田舎のおばあちゃんのとこに1ヵ月泊まりに行ってね」
.........え?
「そ、それってあたし1人?!」
「そうよ。お母さんも行きたいけど仕事が休めないの。お父さんも忙しいし、李奈はまだ3才だし瑠奈お願いね」
「そんなぁ。無理だよいきなり言われても!こっちには予定があるの!」
「どーせ遊びでしょ。受験生なんだからおばあちゃん家でたっぷり勉強してきなさい。おばあちゃん、体悪いらしいからちゃんとみてあげてね」
はぁー?
まじあり得ない。
でもお母さんこうなったらもう無理だしなぁ。
もう最悪。