ガラスのハート

 麻里子はライターを受け取り、火をつけると、ライターをテーブルに置いた。

 それから二人はすぐに打ち解けた。

 酒が回っていることも手伝ったのかもしれない。

 取引先とトラブルになった愚痴話を、麻里子は親身になって聞いてくれたのも、真一の心を揺さぶった。
< 20 / 84 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop