ガラスのハート

「それなら、あの車を捨ててやる。そうだ、どうして早く気づかなかったんだろうね、僕は。車こそが証拠品だと言うことに」

 麻里子は驚いた顔をし、慎重深く聞いた。

「あ、新しい車を買うってこと?」

「そうするよ」
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