食べちゃうよ。







結局、この日は諒君の家に泊まった。

諒君の後にシャワーを浴びて。

微かに残る諒君の香りに酔った。

バスルームから出たら、諒君があたしの髪を拭いてくれて。




「ちーちゃんの髪、綺麗だね」




その言葉と行動に、いちいち反応してしまう。





あたし、もう後戻り出来ないと思った。

諒君が好きで好きで仕方がない。

諒君に焦がれて、諒君に惑わされて。

身も心も諒君のもの。



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