食べちゃうよ。

だけど、諒君は全く気にしている様子もなく。




「ちーちゃん、おはよ」




太陽みたいな笑顔で言う。

そして、




「ちーちゃん、今日はデートだよ？」




唐突なその言葉に、




「え!?」




あたしは目を見開いて諒君を見ていた。






諒君とデート!?

付き合って三ヶ月、よく考えればデートらしいデートなんてあまりしたことがなかった。

お互いの家を行き来するくらいで。

あとは、数回デパートやショッピングセンターに行ったくらいだ。

だからあたしは、諒君はおうちデートが好きなんだろうな、なんて都合のいい考えをしていたのだが……