夏恋
「おはよー!」
教室のドアを開けた。
まだガヤガヤしてるし間に合ったみたいだ。
「おはよー!青羽。」
「おはよー!渚。今日はちゃんと宿題やった?」
渚はその途端目を丸くして驚いた。
ああ、これは宿題の存在を忘れていたな…。
「やばい!うそ!宿題なんてあった⁈」
ほらね。
「国語。古文の問題やってくる宿題出てたでしょ?」
「そ、そんなの聞いてないよー‼︎」
渚の聞く力がないだけだと思うよ…
「おはよー青羽。」
「あ!みーぐーぢゃーんー…宿題やっでないーー。」
「仕方ないなあ。手伝ってあげる。」
仕方ないなー渚ってば。
「じゃあ私もやるよ。3人でやったほうが効率いいでしょ?」
こうして渚の宿題を手伝い始めた。