夏恋
色々考えごとをしていたらあっという間に隣町に着いた。
プシューッ。
ドアが開く。
私たちは人ごみに流されながら駅を出た
うわ…。
夏ってこんな感じだっけ…?
日差しが照りつけ、アスファルトの熱さがジリジリと足に伝わってくるような暑さ。
都会の夏は私たちの住む場所よりも一段と暑そうだ。
「青羽ー!こっちこっちー!」
暑すぎてぼーっとしていたが我にかえる
渚が駅前の噴水の前で手招きをしている
「今行くー!」
熱いアスファルトを蹴って渚のいる方に駆け出した。