夏恋
トッ……
誰かの手が私の手と重なった。
わわっ!かぶっちゃった!
でも、死角のせいでその人の顔が見えない。
私はひょこっと顔を出して見てみた。
「わっっ!」 「うわっ!」
両者驚いた声を出す。
私はその人の顔を見た途端驚いた。
だってその人はー。
「櫂⁈」
「え、あ、青羽⁉︎」
淡い色のTシャツにパーカーを羽織っている櫂。
髪がやっぱりサラサラでかっこいい…
じゃなくて!
「なんでこんなところにいるの⁈」
「いや、それこっちのセリフだし‼︎」
これは運命なのでしょうか?
それともただの奇遇でしょうか?