地味男との1ヶ月。【完】

美雨が腕を組んでドアに寄りかかっている。



「太陽、遅れるよ」





美雨の声が聞こえたけど授業なんてどうでもいい。





今は利華のことしか頭にない。




「たーいよう?」


俺が返事しないことに痺れを切らしたのか、美雨が俺に近づく。

< 162 / 291 >

この作品をシェア

pagetop