地味男との1ヶ月。【完】

俺は両手にクレープを持ってポカンとした。






え、え?


榎本さんが、俺に…!?





カーッ、と顔が赤くなるのがわかる。





「あれは反則だろ。凛ちゃん…」







俺はそう呟いて、クレープに噛り付いた。







その後、公園の子供達に“トマトだー!”と言われたのは言うまでもない。







fin.
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