地味男との1ヶ月。【完】
「はあっ、はあ…。間に合うかな…」
デートの日に疾走なんてついてない。
10分前には待ってるつもりだったのに…。
しばらく走り、駅前に着いたところで太陽の姿を見つけた。
あのボサボサ頭は絶対太陽だ。
「太陽おは…よ…う…?」
「…おはよ」
途中、本当に太陽なのかわからなくなってしまった。
目の前にいるのは…太陽なんだよね…?
「どうしたのそのカッコ…」
太陽の服装は、なんとも言えないダサさだった。
あたしと対称的すぎて浮いている。
やっぱりあたし、気合い入れすぎてるよね!?