地味男との1ヶ月。【完】

しかもその声が大きかったせいか、クラス中がザワザワとしだした。




…これは、まずいかも。




「付き合ってんのかな、ほんとに」




「佐々木さんいるしさ、聞いてみたら?」




するとその女の子達はあたしの方に身体ごと向けて聞いてきた。




「…佐々木さんって雨宮と付き合ってんの?」




思わずあたしは声に詰まった。




…これ、どうすればいいの?




肝心の太陽はまだ学校に来ていない。

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