地味男との1ヶ月。【完】

予想通り、教室で女達は固まっていた。




俺は利華の手を掴み、屋上へと向かう。




ガチャン、とドアを開ける。



今はHRだろうから、誰もいなかった。




俺と利華は屋上の隅に腰掛ける。



会話はまだない。




やっぱり、迷惑だったかもな。




連れてきたことを少し後悔していた時、利華が口を開いた。

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