地味男との1ヶ月。【完】

「…ああ言ってくれたのは、利華だけ」




俺の腕にすっぽり入る利華。


ちっせえ…。




利華は顔を赤くしてしどろもどろになっている。




「…あれはほら、あたし人のことバカにするの許せないから。つい…」




そう言った利華は、少しだけ俺の制服を握る。




…ドキッとした。

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