きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜
「……美波ちゃんを理由に使ったよねえ。妹に何を言い聞かすのよ」
「……うっ。もとはと言えばお前のせいだろっ、た、確かに美波は関係ないけどさ……」
しどろもどろになるショーちゃんを見て、わたしは苦笑する。
まあ、今回の件はわたしが原因。なにもかもやってもらったわたしは完敗だ。
「……今日は引き分けってことにしておいてあげるわ。ありがとね、ショーちゃん」
「……何か言ったか」
「いーえ。なんにも」