きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜

「……美波ちゃんを理由に使ったよねえ。妹に何を言い聞かすのよ」


「……うっ。もとはと言えばお前のせいだろっ、た、確かに美波は関係ないけどさ……」



しどろもどろになるショーちゃんを見て、わたしは苦笑する。


まあ、今回の件はわたしが原因。なにもかもやってもらったわたしは完敗だ。



「……今日は引き分けってことにしておいてあげるわ。ありがとね、ショーちゃん」


「……何か言ったか」


「いーえ。なんにも」

< 108 / 302 >

この作品をシェア

pagetop