きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜
「おねーさん、さよーならぁー!」
「さようなら。お気をつけてお帰りになってください」
……まあ、そのあいさつは幼稚園の先生というよりホテルの受付嬢のようなものだったのだが。
「……あ、美咲さん」
「みおおねちゃん、さようなら。またあしたね!」
「は、はい……あの」
ぶりっこモードのわたしに少し戸惑いつつ、すすすっと寄ってくる高津さん。
そして耳元にささやかれた。