きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜
「あの……明日も、ご指導よろしくお願いします、師匠」
その言葉にわたしは苦笑する。
あのあと、後輩にいろいろ教えるようにせっしていたせいなのか、これは。
なぜわたしが師匠と呼ばれねばならないのだ……。
とは言わず、わたしも小声で彼女にささやいた。
「もちろん。そうやって、どんどん浮世に慣れなさい」
「はい、師匠」
……んー、まあ、慕ってくれるのは構わないんだけどさ。
師匠はどうにかならないものかね。