きんだうぉー！！ 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜

「……とにかく」



と、ショーちゃんはまた誤魔化す。



「これで騒動になったり問題が起こるのは防げたな」


「そうね。感謝してよね」


「これからも頼んだぞ、ストッパー」


「…………」



もっと他に言い方はないのだろうかと、わたしはしばし黙考する。


たとえばほら、「美咲様頼みます」とか……。


そう思ってショーちゃんの顔を見上げると、彼は存外真剣な顔をしていた。



そんなに高津さんの奇行が心配だったのだろうか。