きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜

…いや。


しかし今は、それにかまっている暇はない。


わたしはすうっと息を吸うと、



ばっと振り向いた。



「……あれ……」



誰も、いない……?


……逃げた……?それとも、わたしのただの気のせい?


いや。そんなはずはない。あれは確かに、見られて―――……。



「美咲」


「……はぁい」
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