きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜
え?わたし?
わたし、なにか、した?
『白井美咲について、時界の王からの命令が下った!
担当の下級天使たちに告ぐ、ただちに彼女を連れて天国本部の大神殿に急行せよ!
繰り返す―――』
はあ?っていうか、じかいのおう?って何?
わたしが状況を把握できないできょとんとしていると、
わたしの周りにいた天使の一人が、あわてふためいた顔でわたしの腕をつかんだ。
「君は、どうやらまだ死亡できないようだ。まずは大神殿に連れて行く。
用意はいいな」
…あのねえ。用意はいいなって、何を用意するのよ。