きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜

「……はい、わかりました。


ご迷惑をおかけして、もうしわけございませんでした」


「いいよいいよ。でも一応、園長先生にも話しておいてくれると嬉しいです」



ショーちゃんはうなずくと、『しらゆき組』の教室の扉に手をかけた。


そして一回だけこちらを振り向いてわたしを見ると、小さく目くばせする。


わたしもそれに応えるように、小さくうなずいて見せる。


サンキュー、ショーちゃん。よくやってくれたよ。


あとはわたしがなんとかするから。



……気がかりなのはやはり、未緒が言っていた、敵意のことだ。
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