きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜
秀才少年と天才幼稚園児
わたしは、幼稚園に続く道を、中学一年生とゆったり歩いている。
時刻は八時半。登園にはちょうどいい時間である。
「それで……なんで殴られてたの?あれって、どう考えてもリンチだよね?」
「うん……って、なんで君が質問する方になってるんだよ?」
そうか。そういえば、先に質問してきたのは彼の方だった。
すっかり忘れていたので、あいまいに笑ってごまかす。
「あれは……おれの委員会の先輩でさ。意見を言うと、何かとつっかかってくるんだよ。
……あ、委員会ってわかる?」
当然だろう。