悪魔野郎と天使くん


「お待たせしました…」


こんな格好でよかったのかな。


瞬くんに会って尚更自信なくなってきちゃった…。


だって瞬くんが…すごくすごくかっこいいから。


「緑ちゃん…可愛い…」


「へっ、」


間抜けな声が出てしまった。


あたしのバカ…。


「ははっ、行こうか」


「…うんっ!」


瞬くんはあたしの手を握った。

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