一目惚れ

さてと、
鍵を使ってあなたの心を解き放ちましょうかね。

意外にも私が鍵を持っていたみたいです。

え?

ぎゅ…
めがねくんが私を抱きしめ、
耳元で何かをささやいている。

まさか呪文??

やばい魔法怖い!!


「あなたは青山陸人をどう思いますか?」

思う?

ガチャ!ドアからモジャ男が血相を変えて
入ってきた。

「っ!まこと!お前!」

「おっと!ではこれで」
めがねくんは耳元でそう囁いて、
軽くほっぺにキスをした…

「まこと!お前なー
幼馴染だからって許さねー」

「青山?星川くんを置いて
どこかに行くあなたが悪い。
こんな可愛らしい子、
すぐに誰かに取られちゃいますよ?
では、また星川くん。」
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