一目惚れ
「いた!今廊下に緑の尻尾みたいなのがみえた」
リビングと廊下の間の扉は、
一部ガラスで出来ていて、
そこから覗くとやはり緑色の物体がいる。
「あっ緑ちゃん」
「え?なに?緑ちゃん?」
「あっ。やべ…」
「なに?」
なんかこいつ怪しい
扉を開け、モジャ男が緑色の物体を持ってきた…
「やだ!そーゆーのダメだから
近寄らないで!!!」
「え?かわいーし…こいつカメレオン」
「なんか隠してる。なに?」
「…こいつ緑ちゃん。まことのペット。
まことに仕込まれてたんじゃね?
俺がいない隙に…
………
いや、なんとなくさ、緑色の物体って言ってたから、
まさか緑ちゃんじゃないかとは思ってはいたんだ…
…まことがなんか仕掛けたかとも。
まっそのおかげで俺るいに会えたしさ。
ラッキーって…ははっ。
…
あっでもさ、ここにきて緑色の物体って聞くまでは
何にも気がついてないし…」