ゆるりゆらゆら恋心
「突然ですが依くんと付き合ってて、周りに言われるセリフナンバーワンを発表したいと思いまっす」
「そのネタもう古いな」
白目を剥いて手を添えれば、お笑いに関して詳しい依くんはすぐに何かを感じとってくれた、けどノッてはくれなかった。残念だ。
「デュルルルルルル、バン!
『どうやってモノにしたの?!』でっす」
「あ、そう」
「私も聞きたい「元に戻るのかよ」
だって、そんなこと言われても分からないから毎回答えに困るんだもん。
だから本人に聞くのが
一番だと思いまして。
「依くんは、どうして私の告白をOKしてくれたの?」
適当に流してるDVDをダルそうに見ている依くんに、多分この上なくダルい質問をぶつけてみた。