愛するキミとの切ない物語
自分の思いを隠したまま、相談に乗っていたが

"年上の彼女のこと"は良くなるどころか悪くなる一方でさすがに聞いていられなくなったアタシが言ってしまった。

「ごめん、智洋。彼女と別れなきゃ智洋
幸せになれないっ、また繋げるはずだったのにっ… 」

涙を流しながら何回もアタシは謝った
罪悪感でいっぱいだった
繋げるはずだったのにそれができなかった
そして、好きになってしまった
なにをやっていたんだろう

自分を責め、泣いていると
智洋に抱きしめられた
そして、こう言った

「結友架は何も悪くない、謝るな。
お前はホント、俺には勿体ないくらい
いいやつだよ。ありがとう 」

優しく言った
その言葉は優しい言葉なはずなのに
私にとっては苦しい言葉だった

涙が溢れて止まらなかった







< 4 / 11 >

この作品をシェア

pagetop