嘘つきは○○の始まり
川端 柚嗣 ≪カワバタ ユウジ≫
25歳 180cm 85kg
福井県出身 航空自衛官
仕事で北海道に来て5年目。
彼女いない歴1年。
スポーツ大好き、食べること大好き
映画鑑賞と読書(漫画) が好き。
画像には、イケメンとは言えないが
優しそうな笑顔を見せる黒髪短髪の
がっちりとした体型のゆうじくんがいた。
メッセージを読み返すと、
なみの画像(本当は三田マナ)を見て
可愛いと思い連絡するが、会話も楽しい。
できたら連絡先を交換したい
というゆうじからの連絡で途切れていた。
『あらあら。
まだ三田マナの画像だと言ってないの?』
「…言えてない。
もし本当のこと言って、
返事来なくなったら怖い…。
久しぶりに楽しいって感じてたのに…。
でも私、嘘ついてるし、そんなこと
言えた立場じゃないんだよね。」
美樹の膝に顔を埋める形から動けず
もにょもにょと話す。
『ちょっと好きになっちゃったんだ。』
顔が熱くなるのが感じる。
美樹の顔も見れず、こくんと頷く。
『ふぅん。
じゃああんたが本当に
この三田マナになればいいじゃない。』
「はぁ!!?」
咄嗟に顔をあげると
笑顔の美樹と設定した
三田マナの画像が目の前にあった。
『気合い入ってた頃のあんたは
結構三田マナに似てたよ?
いけんじゃない?
このまま仲良くなればその内
会うだろうけど、それまでに
嘘を本当にすればいいだけでしょ。』
「…嘘を本当に?」
『…まぁ、
乗り越えるべき課題は
沢山あるけどね…。』