クールなイケメン男子に惚れてしまって
2章~教えようか?~
。・:+°里沙side
「テスト返すぞー」
4月半ばのテスト明けの日。
先生が教室中に響く声でそう言う。
高校に入学してから初めてのテスト返しだ。
期待が高まる。
中学生の頃の私は、自分で言うのもなんだけど学年トップの成績で。
みんなから羨ましがられている存在だった。
私の入った高校は難関校って言われてて。
無事入れたのは良いけど、今自分がどの辺にいるのかなって思って、少し気になる。
今日それが分かるのだ。
「はい、鈴木。……よく頑張ったな」
そう言って先生が渡してくれた成績表には。
1 / 300
見慣れた1の数字。
「テスト返すぞー」
4月半ばのテスト明けの日。
先生が教室中に響く声でそう言う。
高校に入学してから初めてのテスト返しだ。
期待が高まる。
中学生の頃の私は、自分で言うのもなんだけど学年トップの成績で。
みんなから羨ましがられている存在だった。
私の入った高校は難関校って言われてて。
無事入れたのは良いけど、今自分がどの辺にいるのかなって思って、少し気になる。
今日それが分かるのだ。
「はい、鈴木。……よく頑張ったな」
そう言って先生が渡してくれた成績表には。
1 / 300
見慣れた1の数字。