キミがあの子を見た日から。
浩介が、私から離れる。


「は・・・?意味わかんねえ・・・」


地面に落ちたボールを拾い浩介は体育館に戻った。


ごめんね。


「っ・・・浩介っ・・・」


名前を呼んでも、もう振り向いてくれない。


浩介とは、終わってしまった。


私を呼ぶ甘い声も、強く抱き締めるあの腕も
もう、私のものではなくなった。


涙を拭き取り、教室へと帰る。


これで、2度目の別れ。


もう、浩介は許してくれない。


私の元へは、帰ってこないー・・・。



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