203号室で暮らそう
だけど、陽景くんの毎度のそのセリフに、ほっとする。

「ちゃんと学校出て、教師になるっていうゆーかの夢、支えたいんだ。もし、ゆーかと俺が逆の立場だったら、同じこと考えると思わない? っていうか、ゆーか、フラついてる頃の俺のこと、同じように支えてくれたじゃん。見ず知らずの俺を。だから、その恩返しも込めて」

「恩だなんて……」
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