203号室で暮らそう
『あの……。じゃあな』

「あ、う、うん」
 
そこで電話は切れた。
 
通話時間、3分24秒――。
 
なんで雄輔が電話してきたのか解らないけれど。
 
私のこと、色々と思い出してくれたのかな――。

「なんだ。ゆーか。にこにこして」
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