203号室で暮らそう
☆
ぱんっ。
ぱんっ。
私は干している布団を、木製の布団叩きで叩いているところだった。
日曜日の午前のお日様の光、あたたかい。
ああ、いいお天気だ。
洗濯したシーツも干している。
けれど、お日様はすっかり秋の顔をしている。
夏のギラギラした照りはない。穏やかで、優しい。
半袖姿も、心持ち肌寒く感じられるようになったなぁ。
「陽景くん、今日、秋物の服、買いにいかない? いつまでもシャツ1枚じゃ寒いでしょ」
私はベランダから戻ると、室内では未だ箱根Tシャツ姿の陽景くんが――。
ぱんっ。
ぱんっ。
私は干している布団を、木製の布団叩きで叩いているところだった。
日曜日の午前のお日様の光、あたたかい。
ああ、いいお天気だ。
洗濯したシーツも干している。
けれど、お日様はすっかり秋の顔をしている。
夏のギラギラした照りはない。穏やかで、優しい。
半袖姿も、心持ち肌寒く感じられるようになったなぁ。
「陽景くん、今日、秋物の服、買いにいかない? いつまでもシャツ1枚じゃ寒いでしょ」
私はベランダから戻ると、室内では未だ箱根Tシャツ姿の陽景くんが――。