幼なじみには、恋がつきもの⁉︎
困った幼なじみ
私、「清原 なお」には困った幼なじみがいます。

いつもと変わらない朝…
朝なのに、夏だから少し暑い…

教室に入ると、元気な可愛いらしい声 で
「おはよう!」
と出迎えてくれた、ひかる。
ひかるは、幼稚園からの親友だ。
そんなひかると話してるうちに次々とクラスメイトが登校して来る。
だんだん教室がにぎやかになってきたと思っていると、
「おはよう」
と吐息混じりの 聞き覚えのある少し低めの声が私の耳元で聞こえた。
正面にいるひかるの顔は凄くニヤけている。
この顔はあいつと私が一緒にいるとひかるがよくする顔だ…
ひかるが、
「朝からアツアツですな〜」
と言った後私から目線が逸れた
ひかるの目線に合わせてみるとそこには、
困った幼なじみ《福永 水樹》がいた。
やっぱりか…と、思ったと同時に急いで後ろに下がった。
そしたら水樹が、
「おっ、お前、ゴっ、ゴキブリみたいだったぞ。
どっ、どんなっ、あっ、あ、歩き方、しっ、してっ、してんだっ、だよ、アっアハハ、アハハ」
と、朝から毒舌を吐いて来やがったが、私もすかさず、
「おはようございます、新種のお猿さん!」
と言い返してやった。
そしたら、「わっ、悪かった、。」
と笑いながら謝って来た。
いつもならまた毒舌を返して来るのに珍しく素直だった。
今日は許してやろうと思った瞬間、
「お前は、エリマキトカゲだったな」
と憎たらしい笑顔で言って来やがった。
一瞬でも許してやろうと思った私がバカだった。
その後、言い返してやろうと思ったら水樹はご機嫌そうな顔をして
男子のもとへ行ってしまった。

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