双姫 Ⅲ
「なんだか分からないけど、
私達の話はこれでおしまい!!
もうなーんも隠してないわ!スッキリ!」
「悪かったな、今迄黙ってて。」
脱力してクターっと
ソファーに深く座り直すお母さん。
お父さんも少し疲れた様子。
隠された私達も辛かったけど、
隠してたお母さん達も辛かったんだ。
『お母さん、ありがとう。』
「お父さんもぉ〜♪」
話してくれて、守ってくれて、
私達を産んでくれて…。
沢山のありがとうを込めて。
「「どういたしまして!」」
お母さん、お父さん…大好き。