双姫 Ⅲ


『まぁ、蒼月が居れば良いや。』


「蒼月もぉ〜♪」


開き直ってクラス表を見に行く。


『あ、1-Sだって。
蒼月も一緒じゃん!ラッキー!!』


「ヤッター♪
あれ?おねぇちゃんおねぇちゃん!!!」


いきなり蒼月が慌て出した。


『ど、どうしたの。』


「クラス表!ちゃんと見てぇ!!」


『えー?……かんだ…?は?神田ぁ!!??』


神崎 朱羽

神崎 蒼月

風野 颯真

神田 亜蓮

神田 蓮斗


私達の名前の下にセットされてるみたいに
思い出したくもない見たくもない名前が
綺麗に並べられていた。


< 192 / 520 >

この作品をシェア

pagetop