双姫 Ⅲ
颯真side
『ちょっと話があるんだけど。
校内周り、一緒に行かない?』
「え?」
いきなり声を掛けられ、
顔を上げると美人過ぎる双子が俺を見てた。
「えっと…。」
話ってなんだろ。
『そんなに不安そうな顔しないでよ(笑)
悪い話じゃないから安心して?』
朱い瞳の子がおかしそうに笑う。
『私は樺沢 朱羽で、こっちは妹の蒼月。』
「よろしくぅ〜♪」
朱とは正反対の蒼い瞳。
「俺は颯真、よろしく。」
とりあえず挨拶した。
颯真sideEND