双姫 Ⅲ
『颯真って呼んで良い?
私達の事も呼び捨てで良いから!』
「えっと、朱羽と蒼月?」
「そうだよぉ〜♪
それで、おねぇちゃんは颯真になんの用件?」
ニヤニヤと笑う蒼月。
『分かってるくせに。』
「おねぇちゃんの考えてる事なんてお見通しぃ!」
「…?」
颯真は分からないのか?が出てる。
『ここじゃ話せないから教室出よっか。』
「ほい、立ってぇ〜♪」
グイッ!
「おわ!?」
半ば強引に颯真を立たせて教室が出た。